1984年のMac誕生と、その翌年に発売されたページメーカーにより、あらゆる印刷物がパソコンで作られるようになりました。グーテンベルクが生み出した活版印刷の誕生以来の印刷革命と言えます。
私たち印刷業は、常にその時代の新しい技術を取り入れ、社会のニーズに応え続けて発展してきましたが、DTP（デスクトップ・パブリッシング）と称されるその新しい印刷技術は、パソコン上で編集・レイアウト・デザイン・組版等すべての印刷前工程をこなし、いまや印刷業界においては欠かせないものとなっています。
当社は、早くからDTPを制作ラインの中に採用し、数多くのノウハウを蓄積してきました。1996年、フィルムセッターの導入と同時に、アップル社のマッキントッシュを始めとするデジタル設備を大幅に導入し、それぞれの作業は社内ネットワークで結ばれた環境の中で行われるようになりました。
2003年にはCTP（コンピュータ・トゥ・プレート）システムの導入により、フィルム出力や刷版といった作業工程が削減され、作業時間の大幅な短縮とコストダウンが実現しました。これにより、お客様のいかなるニーズにも迅速にお応えできるようになりました。
しかし、高度情報化社会において、私たちはまだその変革の扉を開けたに過ぎないのかも知れません。印刷の未来が今後どのように進化し、発展するのか計り知ることは出来ませんが、その扉の向こうがどんなに変遷しようと、しっかりと先を見据え、お客様のニーズに的確に、迅速に、そして心を込めたサービスでお応えするのが、私たちの大切な努めだと考えます。
また、私たちは、かけがえのない地球に生きる一員として、省エネ化の推進や資源のリサイクル化、化学物質の適正管理など、地球環境の保全活動に積極的に取り組んでおります。
